研究員・スタッフ

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ご挨拶

写真(大塚先生)


これからは、大学も社会に対する責任(USR: University Social Responsibility)を果たすことが求められます。

本学は、我が国でも有数の環境教育・研究と環境活動を推進している大学であるとともに、広大で緑豊かなキャンパスを有しています。環境教育研究センターでは、本学のこのような特長を生かしたUSR活動として、キャンパスをフィールドとした環境教育を実践し、学生が主体となった環境報告書の作成、全学の学生を対象とした環境人材育成教育プログラムの運営等を行っています。

本センターの前身であるエコ・サイエンス研究所では、2008年4月の開所以来、中百舌鳥キャンパスを中心にさまざまな実践的環境研究活動を行い、副専攻「環境学」や国際環境活動プログラムの開設、堺エコロジー大学との教育連携、府大池を中心とするキャンパス整備計画の策定、省エネルギーの見える化、環境報告書作成学生委員会「E~きゃんぱすの会」の設立と毎年の環境報告書の発行等、多くの実績を残してきました。

実践型研究を基に学問体系として「環境学」の確立を目指すという所期の目的を達成したことから、2015年度末にエコ・サイエンス研究所を閉所しましたが、全学向けの環境人材育成教育プログラムや、キャンパスをフィールドとした実践的な環境教育、学生主体の環境報告書の作成等の活動については、大学の本分である「持続可能社会の構築に必要な人材の育成」を行うためにも継続する必要があり、2016年4月に、新たに環境教育を主体とした活動を継続的に推進する「環境教育研究センター」を開所いたしました。

 

所員数は少ないですが、個々の課題には、適任の若手教員や学生をワーキング・グループ・メンバーとして配置し、精力的に活動を展開して参りますので、どうぞ皆様方の力強いご支援・ご協力をお願い申し上げます。

 

平成28年4月

研究推進機構 環境教育研究センター長  大塚 耕司